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Vol.11を終えて 総評


5会場・9劇団・13日間・全46ステージ 無事終了しました。

怒涛の如く始まって、一瞬で終わってしまう演劇祭。 初の5会場同時開催はいろんな意味で私も勉強になりました。

劇場のサイズも運営方針も全く違う5つの会場を束ねることの難しさ。 劇場とのすり合わせは5倍、写真も自身で撮りに行けず、叱咤激励もLINEでしかできず。 それでもなんとか開催出来たのは、各劇場さんがとても協力的にこの演劇祭を支援して下さったこと。そして、参加劇団が一つに纏まってくれたことが大変大きかった。

今回「演劇ユニット 女生徒」「劇団黄色団」「劇団演りだおれ」「劇団不透明」「劇するふわふわ中毒」が最優秀劇団賞にノミネートされました。過去これ程までに劇団賞にノミネートされたことはありません。これぐらい今年はレベルが高かったと思います。 何よりこの5劇団に限らず参加全劇団が個性的だったということ。守りに入らず、自分たちのできることをやりきったことが大きかった。だからこそ審査発表に本気で悔しがったり、歓喜したりできたんだと思います。 最優秀劇団は「劇団黄色団」になりましたがこれは僅差だったということだけ言っておきます。 どの作品も何か一つのきっかけで大きく観客の心を動かすことができます。今回は黄色団一番お客様の心を動かしたということです。

結果がすべてではないですが、この一瞬に起きたことは大事にしてください。 ここで勝利しても将来が約束される訳ではありません。称号につぶれてしまう劇団も多々あります。 大事なのはこの瞬間、ここで何を感じ、どう次に繋げるか?

少し話が反れますが・・・

「この演劇祭の後夜祭なんでこんなにパフォーマンスするんですか?」ってよく聞かれます。ホントはスライドショーとかでもっと多くの舞台写真をお見せしたかったのですが、ちょっとしたトラブルで今回は叶いませんでした。(写真はFacebookをご覧ください)

ゲネ写真を取って後夜祭で大々的に公表するのも、ひとえにみんなの喜ぶ顔を見たいから。やっぱり自分たちの写真がUPで映し出されると嬉しいですよね? 労をねぎらう方法はいろいろありますが、この演劇祭はこんな感じです。 これだけ各劇団が頑張ってくれたんだから、最後くらい事務局も本気で頑張らないと。

プロデューサーとして参加してくれたみんなに一言あるとすれば、

「もっと、突き抜けろ!」

チラシのキャッチコピーがそのまま全劇団に再度言いたいメッセージです。 今回は本当に過去最高にハイレベルだったと思いますが、みんなこの程度で満足してないですよね?

今回参加した全劇団が5年後、関西を代表する劇団になってくれていたら、こんなに嬉しいことはありません。 こんなところで一喜一憂している暇があったら、どんどん上を目指していきましょう! もっともっと素敵な作品、俳優・女優さんになって下さい。期待しています。

そして、来年の学生演劇祭もすでに募集開始しています。 今回悔しい思いをした人。演劇祭に興味がある人。 そして、後夜祭で歓喜の瞬間を見た後輩たち。 迷っているなら即実行。 留まっている時間はないですよ。 来年3月もお待ちしております!

お疲れ様でした。

                               プロデューサーより

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