学生演劇祭を10年以上主催してきて思うこと。若くて才能溢れる俳優・女優・スタッフを毎年輩出しているけれど、彼らとは卒業したら付き合いがなくなってしまう。演劇人としても社会人としても。
学生演劇祭OBOGや現役の大学・専門学生が一同に介すことができる公演をやりたい。
若い世代中心で、いろんな世代の方々が共感できる作品をやりたい。そして若い役者たちだけで関西一動員できる公演をやりたい。
そんな思いで始めたプロデュース公演も早3年目。2020年9月に第3弾の開催が決定しました。
脚本は西田シャトナーさん。
神戸大学演劇研究会 はちの巣座のOBで、90年代、革新的な演劇手法を次々に開発し絶大な人気を博した「惑星ピスタチオ」の脚本・演出家。現在も独自企画の演劇を作り続ける他、2.5次元演劇の潮流の起爆剤となった舞台「弱虫ペダル」シリーズの脚本・演出を担当し、アニメーション『ルパン三世』シリーズの脚本にも参加しています。そのシャトナーさんが初めて劇団以外の場所で描き下ろしたのが、大人数の若者で演じるための戯曲『ジャム』(1998年上演)。とてつもないスピード感と目まぐるしく変わる世界観。次第に分かってくる不死の数式を巡る3億年の戦いと孤独。最後には生きる希望が満ち溢れ、心がアツくなります。そんな作品を第3弾に選びました。
演出は東 洋さん。
大阪大学公認団体 劇団六風館OBで、学生時代から「東洋企画」を主宰。大学の枠を飛び越えるフットワークと独創的な演出で若手旗手のひとり。ウイングカップ9優秀賞、関西演劇祭2019演出賞などその実力は証明されています。
彼の発想力と斬新なアイデアなら必ずや新たな「ジャム」が完成すると確信しています。
残すはオールオーディションで決定するキャストの皆さんです。
募集キャストは40名。
20年前の作品なので映像は残ってませんが、現段階でお伝えできることは、配役は70人以上。5つの時代で構成されており、それぞれにキーパーソンとなる役があります。各シーンでインパクトのあるキャラクターがいないとこの壮大な物語は成立しません。
ですので演劇経験よりも個性的な方を募集します。
会場は、あべのハルカスにある「近鉄アート館」。
1988年にオープンした独特の雰囲気のある劇場です。最大間口18mの舞台に300名収容の客席。
かつてはつかこうへいさん、三谷幸喜さん、劇団新感線さんやNODA MAPさんも上演。
この歴史ある劇場におうさか学生演劇祭が初進出します。
じっくり時間をかけてアツい芝居を一緒に作っていける方。是非、ご参加お待ちしております!
おうさか学生演劇祭 プロデューサー 藤原治基
3/21(土)22(日) 全キャストオーディション開催
【参加条件】18才~32才までの男女。プロアマ問わず、とにかくお芝居が好きな人。個性的な人。稽古に休まず来れる人。
【スケジュール】(予定)
2020年
3月21日(土)22日(日)オーディション(ワークショップ形式)会場:大阪市内
4月上旬 キャスト決定
4月下旬 顔合わせ・衣装合わせ
5月上旬 ビジュアル撮影
6月上旬~稽古開始(週末集中稽古 テスト・本番・合宿等は相談可)
8月中旬~通し稽古(平日夜自主稽古 週末通し稽古)
9月23日 小屋入り
9月25日(金)~28日(月)本番
募集開始は2月中旬 今しばらくお待ちください